anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

崇め奉ることなかれ

いやいやいやワタクシ、アンチ大谷ってわけではないですよ。現状の大谷選手に偏重した報道に辟易はするけれども、大谷選手の凄さ素晴らしさは重々承知しております。いつか彼はお札になると思っていますし。しかしながら、彼のやることなす事全てをありがたがって神格化、そして彼の意向通りにコトを進めなければダメって風潮になってないかね?と思うのであります。

まずは大谷翔平選手、ご結婚おめでとうございます。奥様とともに末永くお幸せに。キャンプ途中スポーツ担当記者に囲まれての質疑応答、Numberでのインタビュー。えっと後はうるさく詮索するなってコトでしょうか。それでいいのだろうかな?と疑問に思います。キチンと紹介してから、後はうるさく詮索しないでくれで良かったのでは。プライバシーに関することだからアンタッチャブルにするのが良い、というのが良識ある態度?羽生結弦さんの結婚離婚騒動からの影響もあるのかな。しかしね、日本文化圏の中での活動であった羽生結弦さんと、MLBを代表する選手になった大谷翔平選手では、立場が違うはずです。今後10年ドジャースの中心選手となった彼は、高額の報酬を得る者には当然見合う慈善を為すことを期待される社会に生きるわけですよ。その慈善の担い手は必然的に奥様になる。単身赴任で10年過ごすのでなければね。日本流に庇護の元で隠して守るのではなく、大谷選手には、アメリカでの奥様の公的立場の確立、自立した女性として活動できる様にサポートしてあげて欲しい。大谷選手奥様共々、アメリカで尊敬される人になって欲しいと願っています。

大谷グローブ問題に直面する教育現場の苦悩について書かれた記事。記事が指摘する問題点はずっと私が言ってきたこととほぼ同じ。この問題に対する私の提案する解決策は以前日記に書いた。  たったひとつの冴えたやりかた、かもね - anemone

学校現場がこういった状況になるのは話が出た時点で容易に想像できたし、保護者側にもそのくらいの想像力があって然るべきだ。グローブを売ってしまうのに抵抗があるなら、PTAに運用を任せてしまうのもテかもしらんと思う。学校という場に野球は上手くフィットしないのだから。全校児童触ってから,その後は希望者に一泊か二泊で貸し出す。家庭でキャッチボールなりして野球に親しむ。んでPTAに返して、次の順番の家庭に貸し出す。無くしたら時価で弁償。どうかな。

前にXで書いたのだけど、大谷グローブって、例えばエルメスあたりが「オシャレしようぜ!」って各小学校に3着ずつステキなジャケット送ってきたようなモンで、そら貰った方はどうすれはいいんだよーって途方に暮れるわね。(まだこっちの方がマシなのは、校内でジャケット着るのは禁止じゃないってこと)  もう少し大谷選手いやNew Balance社か、小学校にグローブ3つ贈ることに対して想像力を働かせて欲しかったなぁ。で、実際に困った状況に学校がなってることが事実として上がって来た今になってようやく上記のような記事が出てくることにもモヤモヤする。大谷選手がみんなにプレゼントしますよーというアナウンスがあった頃は、少しでも懸念や疑問を表明したらめっちゃバッシングされてたものなぁ。大谷選手の高邁な精神に対してなんて無礼なことを言うんだ的な。だから教育現場は堕落するんだ的な。じゃぁ代わりに現場に文句言う君がうまいことやってくれよー!小学校単位ではなく、都道府県もしくは市町村単位で少し数をまとめてくれた方が良かったよね。クラス全員がキャッチボールできるグローブ数で指導者付けてのキャラバン方式で回す、とかね。もっといいやり方があったはずなんだ。なんか勿体無くて残念な大谷グローブ。