anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

たったひとつの冴えたやりかた、かもね

大谷翔平選手寄贈のグローブ、小学校にとってはありがた迷惑だよなー、と思う。別府市の市役所展示問題も、このグローブ寄贈がどんなにありがた迷惑なのか示している。小学生が目にする前になぜ市長が勝手に、みたいなところは反応するポイントではない。30日に校長会があり、その場で大谷グローブに対する処し方を話し合い、その後それぞれの小学校に移管する予定、そこですよ、そこ!小学校側は3個のグローブをどう扱ったら良いか困っている。大谷選手の意向を汲み、なんとか盗難に気をつけつつ安全に平等にそして学校運営にも支障をきたさない方法を見つけないといけない。近隣の小学校で対処の仕方にばらつきがあってもいけない。で、校長会でどうするか解決策を出す、それまでの期間、置いとくのもナンだから市役所で飾って市民に見てもらいましょう、ということでしょ。そんなんで叩かなくて良くない?誰かを叩きたいなら、教育現場を混乱に陥れてる大谷選手を叩きなさい。

私がもし問題に対処しなければならないとしたら、3つのうち2つをオークションに出す。残りのひとつは学校に飾る。オークションで得た金で小学生用グローブを授業が成立する数購入する。実際に大谷グローブを触るだけなら一個あったら十分。皆に野球の楽しさを知ってもらうには、授業で取り組まないと無理だ。小学校では往々にして休み時間のキャッチボールは禁止なのだから。今は近隣の公園や放課後の校庭でのキャッチボールも禁止だし、道でキャッチボールはできない。小学生は授業で体験するしかないだろう。1コマか2コマ使ってキャッチボールをやってみる。そこで興味を持ったら、少年野球チームを見学しに行ってもいいだろうし、家族に言ってマイグローブをねだりお父さんとキャッチボールするのも良いだろう(広い庭付きのご家庭に限る)。普通は1コマ2コマのために皆の分グローブが行き渡るほどの予算はつかないだろう。そのお金を大谷グローブがプレゼントしてくれたと考えたらいいのではないかな?冴えたやり方だと思うんだけどなー。