anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

花も嵐も踏み越えて

引き続き、藤浪晋太郎選手。関西テレビが制作した藤浪選手と吉田選手渡米密着特番を見た。藤浪選手も27歳のおっちゃんへの曲がり角を過ぎ、顔変わりましたね。若い時は骨格に皮膚が張り付いたようなギスっとした印象だったが、今は顔全体がイイ感じに肉厚で、うんうん、男前度が上がったと思う。気になっていろいろとYouTubeに上がっている藤浪選手関連の動画を見て野球まったく知らん私は、へー、そうなんだー、とあれこれ思う。高校時代は大谷選手が藤浪選手に憧れを感じていたらしいこと。イナカの奥手高校生が都会のスター高校生に会えてニコニコする写真、そして自分が奮起するために部屋に藤浪選手の記事の切り抜きを貼っていた、等々。高校時代の大谷選手、好きな食べ物はクレープ、それも自分が買いに行ったら顔さすから仲間に買ってきてもらって食べてた近所の売店のクレープなわけで、メジャーリーガーになって初めてショッピングセンターのフードコートに一平さんに連れて行ってもらい、そこでの食事体験が楽しいと言ってたなんて、なんか、んー、タイヘンな人生歩んできたのね、と思う。

タイヘンな人生歩んできたのは藤浪選手も同じくで、こんなにメディアでネットで球場でボロカスに言われて揶揄されて、それでもマウンドに立ってたんやね。大谷は脇目も振らず野球の練習に邁進してきたから成長でき、野球だけしかない生活を送らなかった藤浪はダメになったというのはよく見る意見だけど、それって暴論。車で危険運転の挙句事故して腕があげられなくなったとか、ペットのワニに噛まれて親指欠損したとか、それだったら自業自得で納得の意見だけど、藤浪選手はそうじゃないでしょ。人並みの生活の楽しさ一切から目を逸らさないと何事も大成しないというのは、即身成仏する僧侶でも説かない話と思う。もともと素晴らしい素質があるのに長いスランプに陥って抜け出せないのは、周りの力不足だ。早い段階で日本に見切りをつけてアメリカに行って欲しかったなぁ。大谷選手に対するプロ一年目の日ハムの取り組みとか、佐々木選手に対するロッテのじっくり育成する姿勢を知ると、藤浪選手もセリーグの人気球団ではなく、パリーグに行っていたらどうなっていたんだろうと思う。

サンフランシスコの街を歩く藤浪選手は格好良かった。大谷選手にはない色気があるな。これこそ野球以外の人生経験の差、じゃないだろうか。大谷選手に負けないスタイルの良さだし、本業で実力を発揮できたら、日本は掌返し、アメリカでも人気が出るだろう。んー、歯列矯正はして欲しかったかも。吉田選手ほどお手入れしなくても、前歯列を平らにするだけで随分印象が変わってくるし、そのくらいの矯正ならそんなに時間もかからないだろう。あ、まてよ、もしかしたら藤浪選手のあのsexyさは、前歯からくる破調ってとこもあるのかも、ほらジェーン・バーキンみたいに。

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二人、また若い頃のように交流してほしい。二人してドライブラインでフォームの調整、なんて夢物語だろうか。カリフォルニアの明るい陽射しの下、日本から来た背が高くカッコいい野球選手二人がコソコソ耳打ちしながら笑いあってる姿が見たいものだ。そうそう、大谷選手、藤浪選手に歯列矯正したらパフォーマンス上がるよってぜひ勧めてほしいものだなー。