anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

群青 LIVE at JACKLION 2023.11.24

茨木JACKLIONにて群青ライブ。土曜日は京都拾得で、という久々の関西ツアー。初期からは半数メンバーチェンジしているので、やはりバンドの色は変わるわよねー。20日の日記に自分で書いた通り、好みの音のままでいてくれ!と願うのはこちらの勝手なミザリー心であります。

かつてアルバム出してたり有名ミュージシャンのバックバンドなどでバリバリやられている方だったりの集まり。ステージ上で皆さん余裕ありますね。勝手な印象で、以前の群青はこのメンバーで最先端を狙ったらどうなるか、みたいな感じに思ったけれど、今回のステージからは、ちょい懐古的な、なんというか、今のスキルで以前のものをブラッシュアップしてみましょうか、な印象を持った。そういえばC-pointのアルバムは伊藤銀次さんプロデュースで昨今流行りのシティポップの流れに添ったもの。シティポップを令和のやり方で再構築する実験。この曲は佐野元春さんのプロデュース。このナンバーは今ライブの令和バージョンの方がカッコイイ。

後、皆さんお上手な為にそれぞれのパートが盛り盛りで! 盛りすぎて輪郭ぼやけるというか、もう少しスキマプリーズ!

なるほど今の群青はそうなんだと思い、こちらも身構えるスタンスから懐かし系の楽しみ方に気持ちが移行した頃、嬉しいナンバーが!「パール・グレイ・シティ」

あにきさんが若い頃百田さんとやっておられたバンドC-pointでのナンバー。それを若い日にラジオから流れてきたスタジオライブで聴いてずっと大切にしていたsato さん。20年後に正体不明だったその曲そのバンドを探してみようと思った時に訪れたnetの奇跡。sato さんのblog。


CSN&Yのような3声のコーラス、コード進行。どこか遠くのユメの街のような透明感があり、もの悲しさと、ほの暖かさがある、ものすごくピュアな印象がありました。
私がフックとなったのは、その透明感の上にどこか「ブルージー」なテイストのある、オトナっぽさ、というか洗練された感覚でした。ちょっと苦みというか、シニカルな感じが隠れていて、それが妙にハーモニーの透明感とのコントラストがあり「ただ者ではない」感じに思えました。

今日、またC-Pointの事を思い出して、テープを久々に聴いていました。「そうだ、Blogに書いて、尋ねバンド、として出そう」と思って。
その前に、心当たりのありそうな人に聞いてみよう、と思いつきました。こちらにたびたび、来て頂いている「アニキさん」です。

で、訊いてみたんです。BBSで。「もしご存じなら教えて下さい」と。

すると。

 

「僕のバンドです。
その歌は僕の歌です」

 

この奇跡の曲をナマで聴ける幸せ!いい曲やー。

 

 

最後は演者お客みんなで写真撮影して。はは、こんなの初めて。来てくれてありがとう!と百田さんぐっと力強く握手してくださった。また、大阪来てください。待ってます!