anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

ぴったりハマる歌

コロナの勢いがおさまらない。なんてこったい、こんなにも疫病禍が長引くとは。昨年の夏はオリンピックやパラリンピックを日本でおっかなびっくりやっていたんだな。

関JAMで山下達郎特集をしてた流れでYouTubeでいくつか見ていた。「さよなら夏の日」聞いた時に、あ、これってオリンピックの閉会式にピッタリハマっている曲だと思った。雨の歌、雨模様だった閉会式はオリンピックだったかパラリンピックだったかどっちだったかな。明日になればここには 僕らはいないと歌う。そして燻り続けていたウクライナとロシア、オリンピックが終わった途端に侵攻が始まった。

どうぞ変わらないで どんな未来訪れたとしても  さよなら夏の日 いつまでも忘れないよ

他の歌詞も一つ一つが判じ物のようにオリンピック閉会式とぴったりハマっていく。一番素敵な季節がもうすぐ終わる。巡る全てのもの、急ぎ足で変わっていくけれど君を忘れない うわー。

もう一つ、ピッタリ状況にはまっている歌があった。あにきさんのやってはったバンドC-POINTの「少年の夢」。これもYouTubeであれこれ聞いているうちに気づいた。

元々はこの歌。C-POINTに改名する前のPIEのときのリリース。あにきさん作ではないので、ROCK色薄めで和っぽいフォーキーな曲だが、若いあにきさんのスムーズなボーカルが素敵だ。川の流れをいつも見ていた少年は、大きくなったら川の向こうの知らない世界を見てやるといつも思ってた。そしてふるさとを後に旅に出る。YouTubeを手繰っていると別バージョンがあるのに気がついた。この歌はテレビドラマの主題歌になった(せーの! - Wikipedia)のでそのドラマに合わせた歌詞に変わっているのかな。

彼の幼い心は夢でふくらみ 大好きなママにいつでも 大きくなったら僕はこの川を渡る、でも泣かないでこの僕を見守ってほしい  という箇所が

彼の幼い心は夢でふくらみ 大好きなこの街いつでも おやじの大きな影と静かな眼差し 忘れはしないよ、あの日の言葉を   にかわっている。そうしたらピッタリとハマった。

世界一の野球選手になるんだという果てしない夢を持って海を渡る。父親の「懸命に打ったり投げたり走ったりしなさい、そうしたら野球は上手くなる、楽しくなる」という言葉を胸に。うわー。

いつしか少年は川を渡ってた  

抱えきれない夢とママの写真を持って