anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

世界一の選手

まだこういう認識の人がたくさんいるんだなぁとため息をついたのはこのポストからの一連の流れ。

「世界一」練習してない訳ないやん。あの選手もこの人も藤浪は練習不足と言っていた、と同じくらいに、彼は真面目に野球に取り組むという証言もありますよ、それくらいは自分で調べてください(←不愉快な物言いを真似してみた) 目に見える練習量ばかり増やすことで無理をして彼の身体が故障してしまったらどうするんですか? ここら辺は近年佐々木朗希投手が自分の身体の訴えを聞き登板回避した時の、マスコミやファンの罵詈雑言に通じるものがあると思うな。そして彼は練習不足に違いないという考えは、どこからくるのか。そのあたりを綺麗に説明してくださってる文章があったのでご紹介。メジャー初年度、アジャストできずに苦しんでいたころに出た文章。

結果が出ないとき、それを裏付ける理由を結論付けたくなるのが人間です。私たちは結果が出ない状況を説明するために、わかりやすい答えとして、「努力していない」と本人の自己責任と解釈して、容易に結論づけてしまう傾向にあるのかも知れません。

 

素晴らしい潜在能力を持ちながらも結果が出ない彼の現状に対し、ファンやマスコミから批判の声が挙がっていますよね。一例を挙げると、「日本時代と何も変わってない。」「練習不足なんじゃないか?」「彼の性格に問題があるのでは?」という指摘が多いように思います。確かに、そのように解釈できるネット記事等も見られます。それらの真相はさておき、筆者が情報を集める過程での大きな気付きとして、これらの指摘とは正反対のエピソードや周囲の声も数多く存在しているという事実を発見しました。「結果が出ないから、きっと彼は練習していない」という認識で彼を見てしまっているが故に、ポジティブな側面に焦点(注目)が当たらず、ネガティブな側面ばかり強調されてしまっているのかも知れません。

この人間が持つ心理的な動きとは別に、藤浪選手をこき下ろす記事は金になる、という困った事実がございまして、積極的に「藤浪がどれだけ無様か」の文章をマスメディアが競って流し続けた結果、洗脳されてしまう人が増えることになった、んじゃないですか? 続いて記事内で紹介されているアスレチックス監督さんの言葉。

「取り組みの成果が出始めている。それはいい兆候だ。この子は毎日、ハードに練習している。努力が足りないとか、変化し続けたいという気持ちが弱いわけではない。より多くのストライクを投げ、ストライクゾーンの中で自身の投球を最大限に活用できるように我々が望んでいることをやろうとしている」 (コッツエー監督コメント/2023.05.12 デイリースポーツ記事より引用)

ま、アスレチックスの監督さんは「藤浪は世界一練習しない」とは思っていなかったことは確かね。そしてこの2ヶ月後コンテンダーに望まれてトレードされオリオールズの地区優勝に貢献したことは、結果を出したことにはならないのかな?

同じ頃に書いた日記。同じ監督さんのインタビューを引用した。監督がこういう文言をおっしゃると言うことは、藤浪は練習が足りないんじゃないか、努力不足じゃないのか、みたいなことを日本人記者が聞いたのかな?と思ったな。