anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

美しい絵を描く人達がいる

羽生結弦氏の離婚報道に触れて驚く。驚くというか、んー、問題の解決方法にビックリしたというか、結婚報告にもビックリしたけど、え、だからってもう離婚って。フィギュアスケート界隈の狂信的なファンは、私の想像の遥か上をいく激烈な執着を羽生結弦さんにしているということなんかな。メディアも羽生氏がそっとしまって守りたいと思っていた事をお金に変えようと躍起になった。相手の幸せを願うために別れる。相手の幸せ、自分の幸せ、二人の幸せ。一足飛びに解決しようとせず、もう少し中長期的に捉えて、海外に拠点を移すなどの方策を考えても良かったんではないかなと思ったり。

スポーツ選手や芸能界で活躍する人たちに心奪われるのは、美しい絵を見て虜になる気持ちと同じだと思う。素敵だ!凄い!この色が、このテクニックが、この構図や主題をチョイスする感性が天才!もっと知りたい!

過去にどんな作品を作ってきたのか知りたくなるし、作者がどんな性格でどんな風貌体躯、どんな人生を送り何に影響されてどんな行動規範で過ごしてきたかを知ると、もっと作品を深く味わえる。コピーではなくて実物を見る機会があれば馳せ参じて見たい!

私は今年はもっぱら藤浪晋太郎選手にキャーキャー言うてるわけだが、楽しい毎日を送らせてもらってるな、と思う。基本的に自分の人生に全く関わらないのに、大喜びしたりしょんぼりしたり義憤に震えたりできるって、ありがたいことではないの。彼らを肴にあれこれ勝手に思考実験する楽しさ。でも大好きだからってその絵を自分のものにしたいと思い込むとか、自分好みの絵を描くように強要したりは、そら道を踏み外しておりますな。ミザリーミザリーなの?!

美しい絵を描く人たちがいる
彼らの指先には 神が宿っている
驚きに満ちた その線や色は
遠いところまで 心を連れていく

結婚かぁ。憧れの対象が自分と近い年齢だと、やはりかなりのショックになるんだろうなぁ。私は親戚のおばちゃん感覚だから、藤浪選手はよ結婚したらいいのにー、などと思う。生涯通しての一番の味方を得て欲しいな。反面、馬鹿みたいな想像して楽しむ。んー、たとえばレンジャーズと契約になって、オフの日に競走馬生産牧場に見学に行って、そこの牧場主の娘と電撃的に恋に落ちて欲しい、とかね!そんくらいのライトなスタンスでキャーキャー言うのがいいと思いますっ!