anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

命短し

悲しいなぁ、少し上の年代のミュージシャンの訃報が続く。KANさん早すぎるですよ。「愛は勝つ」は大好きなナンバー。メロディアスなイントロのピアノ!そして歌い出しの言葉「心配ないからね」でぎゅっと心が掴まれ、歌詞が気品のある美メロディにスポンスポンと嵌る快感に酔いしれる。今が辛くとも大丈夫、必ず最後に愛は勝つんだから!シンプルで泣けてくるほど力強いメッセージだ。この日記でも、藤浪選手の「誰が濃紺やねん」発言の時に使わせていただいた。

KANさんはソロだけれど、バンドのメンバーが亡くなってしまうのも、残されたメンバーやファンはつらいよなー。今週金曜日に茨木JACKLIONにてライブがある群青もそんなバンド。

元々がジャマーバンドのあにきさんと、ボーカルコーラスであにきさんの朋友百田忠正さん、プログレバンドだててんりゅうのリズム隊であるベースの井上マモルさんドラム杉浦正周さんで活動していたバンド。かなりROCK色の強いシャウトするボーカルが映えるナンバーを釣瓶打ちする感じだった。結成最初はあにきさんのソロプロジェクトとして始まったんだけれど。最初のライブの感想。

で、バンドのファンキーさを形作っていたのが、ジャンピングベースの井上マモルさんだったのだけれど、残念ながらご病気でお亡くなりになった。10年くらい前かな。

マモルさんボーカルの狂乱曲「宝の山」

そこから、群青は活動が少なくなり、ライブがあっても東京だけだったりなので、今回のライブは本当に久しぶり!音はどんな感じになっているんだろ。勝手な希望としては、あにきさんのROCKでファンキーなシャウトが聞きたい!ガンガン行って欲しい!

もうね、自分も年取ってきてつくづく思うけれど、今ある喜びはいつ無くなってしまうかわからない儚いもの。自分が楽しめるうちに全力で味わいたい。自分は達者なつもりでも相手がふっと消えてしまうかもしれないし、その反対もある。あにきさん、いつまでも元気で歌ってください!ジャマーバンドのみんなも!体が動く限りライブ行きますので!

KANさんの追悼で、愛は勝つ以外にいろんな曲があげられてるけれど、この曲は見かけない。大事な人になかなか伝えられない本心を、英語で、それも歌でなら言える、というメタ構造というかなんというか、この辺が素晴らしいセンスだと思うのでこの曲を。KANさん沢山の素晴らしい歌をありがとう。

君が辛い時 迷ってる時
僕はわかってあげてるのかな
I love you
英語でゴメンね
しかも歌で