anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

ブルックス・ロビンソン選手

名選手逝く。優勝争いを追っていてオリオールズ関連の動画を見るのだけれど、ブルックス・ロビンソン氏の訃報に伴う追悼動画がいくつも上がっている。


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藤浪選手加入で注目するまでオリオールズの選手で知っていたのは、このブルックス・ロビンソン氏だけだった。映画「めぐり逢えたら Sleepless in Seattle 」のなかでお名前が登場するから。

愛妻を病気で亡くしたサムは、妻との思い出が詰まったシカゴを離れる決心をする。シカゴには一緒に過ごした幸せな思い出が詰まっているから。親子三人でリグレーフィールドカブスの試合を見に行った楽しい時間!そして移ったシアトルで、全国ネットのラジオ番組で身の上相談をする羽目になる。それを聞いたボルティモア・サンの新聞記者アニーは心惹かれ、サムに会いたいと手紙を出す。同じように送られた多くの手紙を読んでいた息子がアニーの手紙をチョイスし、この人と会うべきだと主張した理由はアニーが書いた「私はボルティモアオリオールズブルックス・ロビンソンのファンです」との一文。パパもブルックス・ロビンソンのファンでしょ、これは運命だ!と。

おや、サムはシカゴカブスを応援してただろうに、このオリオールズ選手のファンだったんだ。チームを超えて愛されるなんて、野球技術だけでなく人間としても偉大な選手だったんだろうな。そしてこの選手を好きになる人にも好感を持ってしまうナニカがあるんだろう。遠く離れたサムとアニーを結び付けたのはブルックス・ロビンソン選手だったってことで、この映画はラブコメだけれど私の中では野球映画でもある。

ブルックス・ロビンソン氏、今年のオリオールズの躍進を喜んでくださってただろうな。もうすぐ訪れる地区優勝の瞬間をともに分かち合って欲しかった。あと1球でイマキュレートイニング達成のところを内野フライで逃した藤浪選手のこと、良い選手をトレードでとったね!と思ってくれてはったら嬉しいな。バティスタ選手の復帰も絡んで当落線上にあると噂される藤浪選手、ロースター枠に入って欲しいっ。それにしても!ちょっとぉ、レッドソックス頑張ってレイズをやっつけなさいよっ!吉田選手、打ってくれなくちゃ!!  あ、オリオールズと試合のある明日だけは打ってはダメですよ!