anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

憂いの王

これこれ、これですよ、オリオールズの放送を担ってるmasnって画像のチョイスとか処理とか洒落てる。久方ぶりの大乱調で試合を作れなかった藤浪選手、この憂いのある横顔がハートにグッとくるではありませんか。え、私だけ?

何度も申し上げている通り、選手をドラマチックに見せる装飾として「力強さ」だけを強調してきたMLB、そこに大谷翔平という稀有な存在を得て「kawaii」という評価軸をエンゼルスは発見したわけですよ。さらにMLBにおける新しい装飾をもうひとつ。藤浪選手をドラマチックに見せるのは、どこか翳りのある物憂げな風情です。急転直下訪れるままならなさに諍う捨て身の炎。宿命に打ち勝った時に訪れる圧倒的な支配力。憂いと力強さがせめぎ合う存在、それが藤浪選手。ひとつ前の試合前インタビューのサムネイルの藤浪選手もカッコよかった。masn、わかってらっしゃる。

さてさて藤浪選手、上手くいく時もあれば行かない時もある。自信のある球パッカパカ打たれた訳ではないし、こうなることもあるんだというところを、オリオールズの皆さんに早めに見てもらうのも大事な事かも。そして、この試合じゃなくて前の試合が全米中継で良かったな。後、そのシャツの色は日焼けした肌色には似合わないと思うなー(余計なお世話)

 

君って”CRAZY”って 言われなくたってわかってる
許しも悟りも  まだ先でいい
いつかは死ぬ運命なら  生きたい  生きたい  もっと生きたい
たとえこんなCRAZYな世界だとしても