anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

深淵を覗く時

あぁ、震災の街に雪が降っている。積もってしまうと道路のき裂が隠れてしまう。屋根が重くなってしまう。そしてしんしんと寒いだろう。天よ、これ以上の試練を与えてくれるな。

今回、テレビ番組「スポーツな噺」からの引用と称して、デイリースポーツが数年の隔たりのある藤浪選手の二つの発言を故意に一つの文章として組み替えて記事にしている事象を目の当たりにした。そこには誤った印象を読者に与えるという悪意ある意図が透けて見える。こうしたイエロージャーナリズムのターゲットになり、扇動された(洗脳された?)読者達による執拗な誹謗中傷や揶揄に苦しめられてきた藤浪選手。現在ではSNSを通して藤浪ファンにもその悪意が当たり屋のごとく飛び火するらしい。Xで迂闊に藤浪選手が好きと表明したら、ヤヤコシイ人が鬱陶しいことをコメントしにやってくるのか。延々一年はてなblogでキャーキャー言うててもなんも起こらなかったのは、ここが辺境の過疎地であったためだろう。あるいは「はてな」の持つ特性か。昔々はてなダイアリーでは手斧を投げ合うバトルがそこここで行われていた。双方が自分の陣地から相手に手斧投げるのを周りが注視するイメージ。私も数回、IDコールして手斧投げたな。バトル上等ワールドはてな。それともこの日記にそのような手合いがやってこないのは、儀礼的無関心のなせる技か。ネットイナゴに襲われる日は来るのか。(懐かしいワードを言いたいだけ)

これまで学級委員長的正義感で、酷い記事などには努めて抗議のコメントをしていた。しかし、このような状況は今に始まったことではないし阪神球団を巡るジャーナリズムの構造的な問題であると教えていただいたので、今後はすこし控えるかも。やはり我が身はカワイイし、深淵を覗きすぎて今度はこちらが過剰に攻撃的になるやも知れぬ。闇が深い。ホンマ、入ったん阪神でなかったらなぁ。彼はもっとおおらかに楽しく野球できてただろうになぁ。