なんかジーンとくる話だなぁ。いいコーチ、いい仲間たちに恵まれている。
突如として大きく狂うコントロールは、藤浪が「完璧主義者」である裏返しではないか。狙い通りに完璧な球を投げようと意識しすぎる。
藤浪選手を完璧主義者にしてしまったのは日本球界(阪神?)なんだろうな、と思う。ピッチャーたるもの低めギリギリのところに投げ込まなければならないっ!投球フォームのこの部分が理想のフォームとは異なっているので修正しなければならないっ!ずっとそうやって教えられ、そこに近づこうと努力してきたんだもの。
藤浪と別れのハグを交わした投手コーチは、右腕の目を真っ直ぐ見つめながら言った。「今のまま続けていけば大丈夫」
泣けるわー。もうね、これから毎年コーチにお中元送ってほしい、揖保乃糸とか。
お願いしますよ、もうちぃといいお顔の写真、男前な顔の写真に変えていただけませんかね。
おまえの球はえげつないんだから、ありのままの自分でいろ。おまえはもう力を証明する必要なんかない。普段通りでいろ。リラックスだ。
アスレティックスのコーチからはフジはフジのやり方で、と言われ、オリオールズのブルペン仲間からはありのままの自分でいろ、と言われ。どんなにか救われる思いがしたろう。
ありのままの自分、と言えばこの曲かな。ぴったりハマる歌 8。
ありのままの自分になろう 悩んでいたことが嘘みたいだ
どこまでやれるか自分を試したいんだ 自分を信じて歩きだそう
いやでも、これはこれで、ありのままの自分にならねば!ってヘンな力が入ってボールがそれてしまいそうだな。ここはひとつ私の年代のマスターピースから力がいい具合に抜けたこの曲で。
ご機嫌な時を過ごしたし、これから辛い時だってあるだろう
ずっと愛してる いつだってありのままの君でいてほしいんだ
藤浪選手6分半過ぎ。