anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

日刊スポーツ「藤浪を追って」私家版まとめ

日刊スポーツのコラム「野球の国から」にて連載された「藤浪を追って」が素晴らしかったので、自分用に纏めておく。

「これだけ魅力的な選手が記録に残らないのは残念。藤浪を知りたい人たちのために動けるのであれば、こんなにうれしいことはないという感覚でした」

 

「君が今フォーカスすべきポイントは指先からボールを離すまで、なんだ。指先からボールが離れた後は、君にはコントロールしようがない。『打たれる』『打たれない』の結果なんて君にコントロールできることじゃないだろ?」

メンタルコーチから熱く訴えかけられた藤浪はその後、服部に「そう思い込むのも技術なんやろな」と語っている。日米でメジャー1年目右腕に対する懐疑論が飛び交っていた時期。打者ありきの数字ではなくプロセスに集中する作業の繰り返しは結果、大器の復調に力を貸すこととなった。

 

「晋太郎は『準備しろ』とは言われていなかった。それなのに『少しでも勝つための選択肢になれるのなら』と考えて壁当てを始めた、と。大阪桐蔭時代から変わらない献身性が報われたんだなと感じて、すごくうれしくなったんです」

 

「俺はもうスピードだけでは抑えられないから、フジがうらやましい。なのに、フジはなぜ自分を信じないんだ? このチームで一番フジを信じていない選手はフジじゃないか?」

 

「ここまでは本当にできすぎだと思う。阪神で1、2軍を行ったり来たりしていた自分みたいな半端もんが、環境を変えたからといってトレードしてもらえる成績を残せるのかって最初は正直、思っていた」

 

「優勝を狙えるチームに行くけど、そこは自分が支配できることではない。大きく考え過ぎず、ストライクゾーンに強い球を投げるという最小単位まで考えを絞ってやっていきたい」

 

 黒く汚れたボールには「Orioles 1st Win」「Happy Birthday」と書かれていた。藤浪が8月25日のロッキーズ戦でオリオールズ移籍後初勝利を手にした時のウイニングボール。同日は服部にとって30歳の誕生日でもあった。

 

ホンマに服部優陽アナ、追いかけてくれてありがとう。MLBでもフジナミの一年はジェットコースターのようだったと言われていた。こんなにアップダウンの激しい選手いた?そして日本での酷い揶揄・中傷。Yahooのコメントなんか勝手な決めつけ・人格否定で溢れてた。キャッチャーがど真ん中に構えるのだって、どんなにそれでふざけた物言いされたか。ピッチトンネルが関係してたんですね。そうそう、大谷選手の素晴らしさを語る為に藤浪選手をダメな例として持ってくる野球指導者を指導する人の動画見て憤慨したな。わざわざダメなサンプルとして継続して努力している選手をあげるのが優れた指導者かい?春頃は藤浪選手のことどんなにボロカス言ってもOKみたいな空気だったから、その指導者の指導者も調子に乗ったんだろうなぁ。過去こうだったから今ダメなんだって現在進行形で歯を食いしばって頑張ってる選手のこと断罪する指導者に我が子を託したくありません。「藤浪を追って」の記事が読めて残ることがとっても嬉しい。上手くいかない時やターニングポイント、その時々の藤浪選手の心情や周りの働きかけの本当のトコロを知ることができるのは、服部アナのおかげです。そして服部アナの長い夏休みは終わってしまった。身近におり且つ伝える力のある人はいなくなってしまう。どうか来季はジェットコースターのようなシーズンにはなりませんように。グングン上り調子でお願いします!