anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

cuteなアスリートたち

いやぁ凄かったな、中国での羽生結弦選手人気!それも可愛い可愛いと仕草や見た目に注目が集まって。スケートの実力あってこその人気と言及されることが多かったけれど、でもま、彼に手足が長くて顔が小さいスタイルの良さと整った顔立ちがなかったら、こんなに一挙手一投足見つめられなかったろう。注視されたからこそ彼の礼節を重んじるところや細やかな気配りがメディアでもって拡散されたのだし。

中国も「cuteなアスリートを愛でる」楽しみを見つけてしまいましたね!羽生結弦選手とて人の子、ワタクシ勝手に主張しとります「28才からおっさん顔の法則」が適応されたとしたら、今後は今の様な可愛い軸で尊びたい向きからは見た目も自然とズレて行くのではないかなー。そもそも羽生結弦という存在に慣れている日本では、2年前にすでに可愛い!を排除した方向性のCMが作られているし。

「SEIMEI」は、あの当時の少年から青年へと成長した佇まいが力強さと儚さを醸し出し、オリエンタリズム溢れる音楽と衣装も相まって今後もずっと語り継がれるマスターピースになったと思う。もちろんスケーティング技術の素晴らしさは第一義として。

羽生結弦選手には、今のどこかジェンダーレスな魅力から発展した大人のヤンチャさあたりを表現していただけたらなと願うばかり。一応ワタクシ個人的なマスターピースは、男性的魅力溢れるフィリップ・キャンデロロ選手の「ダルタニアン」であります。当時彼は25才、現在の羽生選手よりも若いんですねー。

 

大谷翔平選手も「末っ子気質」とスタイルの良さと整った顔立ちを持った「cuteなアスリート」であることは間違いない。野球選手に対してそうしたcuteという評価軸を持っていなかったアメリカ野球界は、彼の魅力をどう伝えるか戸惑ったのではないかな。今まではワイルドであったりパワフルであったりセクシーであったりしかアスリートに対する外見の評価軸がないところに、突然のcute。無理やりワイルドさを強調しようとして、日本人からしたらなんでこの顔を選んだし?と思うビジュアル多かった。良いんですよ、もっとcuteなトコ素直にとりあげてもらって。MLB The Show 22のCMは、大谷選手のビジュアルに対してワイルドさを諦めた感じがして違和感なく見られる。

28才の曲がり角を着実に進行している彼は筋肉増強によってかなりスムーズにおじさんへと着地しそうな気がする。これからはパワーを感じさせつつどこか愛嬌のある大人の佇まいを魅力的に表現して欲しいものですわ。

MLBといえば、少年野球に対する見識やその理想の実現の為に個人の力で和歌山に野球場まで作ってしまおうとする筒香選手、素晴らしいと尊敬している。筒香選手は、元々cute系ではないしもう立派なおじさんですね。今シーズンの活躍を願って、ツツツギョーー!の元となったこの歌を聞いときましょうか。

  

 

追記

いやいやいや、cuteっていう評価軸を新たに認識したとて、ここまで振り切ることはなかろ?と思うのだ。

cuteと言うよりもkawaiiか。kawaiiは容量用法を守って適切に処方しましょう。オーバードースは命取りですよ。