佐々木朗希選手に関して、彼を叩いてもよいという空気が出来つつあるようだ。佐々木朗希選手について私は全く詳しくない、というか野球界隈全般にうといので、彼については「来季はMLBかな、またドジャースだったらヤだなー」くらいの意識しかない。こんな程度のモンでも、どうやら佐々木朗希選手に対する世間の空気はかなり難しいところに来たのだなとわかるくらい、ヤバそうだ。
佐々木朗希はMLB志向 ←事実
— わるもの (@cle_cargo2019) 2024年7月1日
佐々木朗希は今季何度か登板回避している ←事実
佐々木朗希はMLBで投げるために日本での登板をサボっており、ロッテのことは踏み台程度にしか思っていない ←野球ファンやマスコミの勝手な推論
第三者の単なる想像がまるで事実かのように拡散される世論の恐ろしさ
Xでこちらを拝見し、コメントさせてもらった。
藤浪晋太郎選手を応援しているものとしては、深く頷かずにはおれません。数年前の発言を現在の発言と混ぜて一つの文章にしたり、ソースが定かではない「専門家の意見」を既定路線のように書いたり。メディアの情報操作は目に余ります。佐々木朗希選手もそうならないことを願っています。
— Anemone (@Anemone3312) 2024年7月2日
それに対し佐々木朗希選手を応援してはる方たちから、日をおいて♡がポツポツ。私は昨シーズンいきなり藤浪晋太郎選手のファンになったので、彼がこれほど毀誉褒貶される存在になっていった経緯は知らない。あれこれ過去の記事を読んだりご教示いただいたりしたことで想像するしかないのだが、酷使による不調と身体の成長が相まって藤浪選手の成績がガクンと落ちてきた時期の世間の空気と、現在の佐々木朗希選手を断罪しようとすると空気と、似てやしないか。
佐々木選手は今シーズンは何度か登板回避をしている。それはデータを元にした彼の身体の状態や負担を鑑みての球団の判断だ。「だ」と書いたけれど、そうは思いたくない人らが、あれこれ勝手な想像や解釈で「彼はロッテのことをMLBへの踏み台にしか思ってない」なんつーことをあちこちに書き連ねる。メディアはそれらの勝手な想像に拍車をかける形で「有識者の意見」と称し彼のMLBに挑戦したいという希望がいかに軽率な考えであるかの記事を出す。クリックされやすいように恣意的に操作されたそれらの記事が、今度はyahooニュースなどの転載でどんどん人目に触れ、世論を形成していく。
登板回避、素晴らしいじゃないか!と思ってしまう。阪神が若い藤浪選手を登板回避にしてくれていたら!肩の故障ののちコントロールが難しくなっても藤浪投手は投げ続けた。てか、そもそも肩に異常をきたすほど二十歳そこそこの投手に投げさすなよ!登板回避はサボリ?かつての藤浪選手のように身体をうまくコントロールできない状態でも投げ続けさせろってか?甘えるなって?ぶわっかじゃないのっ? 不調時、兎跳びで筋肉を鍛え練習中は水分補給禁止でやってきたOBの昭和な意見を聞かずに無茶な練習を回避したら「アイツは練習嫌いの自惚れ屋だ」ってレッテル貼られて、なんとビックリすることに、いまだに「藤浪は練習嫌いだからメジャーに上がれないのは当然」などのコメントする御仁も生き残って盛んに発言しておられる。なんだかイタコさんがたくさんおられるのか、ご本人は何もそのような発言されてないのに「アイツはこういう考えだ、けしからん!」と勝手に想像で決めつけて憤慨するパターンが多いのも、佐々木バッシングと藤浪バッシングの共通点だ。
佐々木選手はMLBで通用するか?それはやってみないとわからないし、実績のある山本選手だってIL入りしている現状だ。仮に現時点で通用しないとしても、その才能をウチのピッチングラボで開花させたい!と願うMLB球団があるならば願ったり叶ったりじゃないか。一人の人間としての願い「MLBで勝負したい」という希望を諦めさせる権利など他人にはない。「素質はイイのに甘やかされて身の程を知らぬ馬鹿者に育った選手」佐々木選手も藤浪選手と同じくこのようなレッテルを貼られてしまうのか。一度貼られてしまうと、ずーっとおんなじコト言われて誹られるのは藤浪選手で証明済。世間よ理性を持って踏みとどまって欲しい、夢に向かって努力している選手に叩いても良い人物などいない。
折もおり、レッドソックスの上沢投手がDFAののちマイナー降格となった。上沢投手のDFAについて「あるメジャー関係者」の解説として、(うはー、出た!誰?誰なん?そのあるメジャー関係者って!ねぇねぇ、それって遊軍記者とは別?何でも言うたモン勝ちよね、あるメジャー関係者!)
あるメジャー関係者は「野茂英雄やイチロー、松井秀喜が渡米した頃は日本人プレーヤーがまだ海のものか山のものか、MLBにとっても分からない時代だった。彼らは一様に退路を断って本物の挑戦者として渡米した。彼らの活躍があり、また多くの〝サンプル〟が出揃ってMLB側の事前の評価が、そう大きく外れない時代になった。特に投手に対する評価と需要が高い現状を見ると、上沢や藤浪晋太郎(メッツ傘下3A)のような〝カジュアルな挑戦者〟は今後も減ることはないと思う」と解説
と東スポが記事を書いた。【1ページ目】「事実上の戦力外」上沢直之に古巣復帰の道 〝カジュアルな挑戦者〟増加の功罪とは | 東スポWEB
カジュアルな挑戦者?上沢投手と藤浪投手に対して失礼極まりない言い方だ。退路を絶たないと本物の挑戦者じゃないって、それアンタ(あるメジャー関係者ともいう)が決めることか?今メジャーに挑戦するなら「日本に帰る時は引退します」とか宣言してから行けと言っているのと同じですよ?そういうナカミのないことを書くんじゃない。これは上沢投手藤浪投手はイイカゲンな気持ちでメジャーに挑戦するからうまくいかないのだ、という何となくのイメージを読者に植え付けるための策略記事だな。ここに書かれていることとは反対に、MLBで頑張りたいと思った選手はカジュアルと謗られようとも、どんどんチャレンジしたら良いと思う。あまりにも無謀な挑戦ならMLBの球団側が欲しいとは言わないだろうし。契約が纏まるのなら、誰に気兼ねがいるものか。そしてもしその挑戦が順風満帆でなかったとしても、その挑戦者を嘲笑うような記事で稼ごうとするマスコミに踊らされることのないようにしたいものだ。

本日お祭り初日、出番を待つ神輿。