anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

関西経済圏の悲劇

昨日の藤浪選手の登板は仕事中だったのでリアルタイムには追えなかった。今回も123イニング、これで前のと合わせて3イニング連続で三者凡退!

ぽせいどんさんへの質問箱から。そっかー、内容的にも球種の組み立てを変えてのアプローチだから「三者凡退だ、ワーイ!」というだけより意味があるイニングだったのね。アスレチックス担のぽせいどんさん宛てに、このところ藤浪選手についての質問?語り?が多くて理解が深まる。ぽせいどんさんのお人柄でつい頼ったり語ったりしたくなるのよね。私も質問させてもらったが、きっかけはコメントしてくださってるlcさんの「なんで Mr. Fujinamiはメディアにこんな風に書かれにゃいかんのよ?(意訳)」というお言葉。そうよねー、経緯を知らない海外の方はビックリされると思う。以前そこらへんも危惧して彼の平坦ではないこれまでを書いた。Some things to know about Shintaro Fujinami - anemone

私の質問へのぽせいどんさんのお答えがこちら。 概ね私の理解であっているとの事でホッとする。アリとキリギリスの寓話に大谷選手と藤浪選手を落とし込むべく揶揄するってのも、わかるわー。大谷は真面目に野球に取り組んだからああなった、それに引き換え藤浪は。ええぃ、藤浪選手かて真面目に野球に取り組んでるわ!アンタに何がわかるん!故意に悪くねじ曲げられた記事のみ脳内に溜め込んでいるだけなんちゃうの? …カッカしてしまった。それからlcさんがコメントしてくださった言葉に感銘を受けた。

Since Mr. Fujinami has more relax personality and lifestyle it makes them easy for him to be utilized in a article that paints him in a controversial way. 

そうそうそう、そうなんですよね。さらっと上手いことおっしゃるなぁ。そういうことを伝えたかった!lcさんが一番よく藤浪選手を理解してくださっているという。自ら恥いるばかりなり。

で、改めて思ったのが、先日の関西弁云々の話とリンクするのだが、阪神が大阪神戸を人気の基盤にもつ球団であったこと。一応それだけで完結する経済基盤があったので、倫理観に欠けるローカルメディアがそれなりに操業できた。球団側も持ちつ持たれつの部分もあった。選手をも対象としてアンチ東京の毒を盛りにもった記事を作成し部数を伸ばした。皮肉や揶揄をユーモアとわざと混同する「お笑い文化」もある土地柄。そうしたものが今度はインターネットで全国に波及していく。匿名掲示板には大阪ローカルメディアへの反応で培われた関西弁揶揄コメントがあふれるようになる。これまでは電車内で開けるのは憚られるお色気ページ満載のローカルスポーツ紙など、球団ファン以外はまぁごく普通に生活していたら手に取ることもないが、ネットのポータルサイトではスクエアなものと全く同じ顔をしてピックアップされ並んでいる。扇情的な見出しを持つものはどんどんクリックされていく。アサヒ芸能だってそうよ、例えば女性があの雑誌を本屋で手に取ることは、ま、ないとは言い切れないだろうけれど、あまり想像できない。しかしネットでは老若男女記事が読めてしまうのだ。(netでもと記事読むと男女が絡まってたりする宣伝がひっついてきて辟易する) こうして揶揄中傷は金を産んでいく。snsでの選手への中傷をやめよう!それの第一歩は、メディア側、そして記事を取りまとめるニュースサイト側が、まず揶揄中傷で金を稼ごうとするな!だとホンマに思う。