anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

そっちには僕の声 届いてますか

長年山崎まさよし氏のファンクラブに入っている。小室サウンド全盛のなか、ブルースとPOPSをミクスチャーした音楽性に驚き、応援の意味を込めて入会した。最初の磔磔ライブを「磔磔かー、ちょっと行きにくいなー」とスルーしたのを今でも後悔している。歌謡曲っぽさのない、それでいてJ-POPでもない、オールディーズ洋楽王道ポップスに通じるようなメロディーを作る人だと思った。歌詞も、若い日本人で大風呂敷を広げ過ぎないこんな洒落たスモールソングを書ける人はいないよ、と感心した。好きな曲は「二人でパリに行こう」「お家に帰ろう」「昼休み」「コイン」あたり。そのうち段々とスモールソングを書かなくなり、歌い方もあまり好みでない方向になっていき、今や新しいアルバム出ても買わない不良ファン。ならばなぜまだファンクラブに入っているのか。何だろう、まだ好きで応援したいと思っているんだな、きっと。そしてライブに行きたいかも。一時ブラジル方面と接近して、ほら、マルコス・スザーノと一緒にセッションライブしたりでワクワクしたけど、近年は弦楽とのステージが多くてね。彼のライブではうねるようなグルーヴを楽しみたいと思うのだけれど、ストリングスと一緒ではなかなかそれは味わえない。チケット代もバカ高いし。で、ファンクラブツアーってのがあって、それは弾き語りメイン、リスペクトするミュージシャンをゲストに招いてのセッションがあったりで楽しかったのだ。そういうのを待ってたんだけれど。

久々のファンクラブツアー、え、ホンマですか?ホテルで一日2ステージ。対戦ゲームと写真撮影、抽選会のついでにライブもあって。ワンステージ1時間半で¥18,800円、2ステージ見るのなら37,600円でございますことよ。何だこれ、どこへ行くんだ、山崎まさよし。茨木音楽祭のあの酷いライブの借りはまだ返してもらってないぞ。ご自分でも絶対また来てやりますってリベンジ宣言してたじゃないですか。どうしようかね、ファンクラブ。退会の時期か。

でも応援したい気持ちはまだある。

ソングライターとしての彼はもっともっと評価されていいと思う。ワンモアは秒速5センチメートルのお陰で世界的に知られたけれど、やはりメロディーの普遍的な良さがなければ、こんなにもいろんな国の人たちに愛されなかっただろう。私は「僕はここにいる」はいろんな国でその地の言語で歌われたなら、世界の人に響くと思っている。サビ前のブリッジとアウトロのフェイクが1番の聴かせどころという珍しい曲。

ユーミンはフランス語の歌詞アレンジに親和性があるけれど、山崎氏の場合、スペイン語ポルトガル語が合うと思うのだけれど、どうだろう。これはスペイン語による歌詞翻訳MAD。

これは歌詞の内容だけ伝えているけれど、一歩踏み込んでガッツリ歌える歌詞に仕立て上げ、その国の人に歌ってほしいなぁ。そうするとどんどんカバーされていくんじゃないだろうか。ここはひとつ!事務所として多言語カバーをしやすくする取り組みをしても良いのではないかなぁ。いろんな言語に訳しネイティブの歌手に歌ってもらったカバーアルバム制作しませんか、オフィスオーガスタ!「ツバメ」はフランス語に、「長男」は韓国語、「ワンモア」はスペイン語で、「やわらかい月」はまさかの英語、「コイン」や「僕はここにいる」はポルトガル語。僕ここはこの人にカバーしてほしいなあ。