anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

文化庁メディア芸術祭の旅1

年に一度のお楽しみ、東京旅行。有名建築を見て歩くのが楽しくなってから10年以上は経つか。東京でしか開催されない美術展に合わせて日程を組み、建物みたり展覧会行ったりの旅行を続けてきた。2017年にぽっかり空いた時間に丁度開催されていた文化庁メディア芸術祭に寄ってみたところ魅了され、それからはメインがメディア芸術祭見学、ついでに建物と展覧会見物という配分になった。メディア芸術祭展が9月に時期がずれたので、東京旅行もこの時期に変更した。

文化庁メディア芸術祭は、前年メディアに発表されたアート、映画、マンガ、ゲーム、テレビラジオネット等の企画などから優秀なものを選んで顕彰するもの。全世界からのエントリーが可能。つまり最新のそこらあたりの分野のオイシイところを一挙につまんで味わえるという(しかも無料で!)、とても楽しい催し。受賞作品に合わせて、作者を講師にワークショップや講演も行われるので、参加できそうなものがあると申し込んでおく。今年もひとつワークショップに参加する予定。

東京へは飛行機移動。先週は台風で飛行機欠航あったが、今週もまた台風になりそうな熱帯低気圧あり。朝早くの飛行機に乗り、開場と共にメディア芸術祭会場の日本未来科学館へ。休暇をとっての参加なので平日で空いている。短編アニメーションの上映の合間を縫って、VRを使った作品を次々予約、どんどん体験していく。最初にVRというものを体験したのも何年か前のこのメディア芸術祭だった。VRが出始めの頃で、ビルの庇みたいなところを伝って逃げ出した猫を捕まえよう、みたいなのだったような。で、最後は盛大にビルから落ちたぞ。後ろからケーブルが出ているでっかいヘッドセットつけて。それからあっという間に、近年賞をもらう作品はVR使ったものが大変多い。今はコロナの影響でマスクした上からゴーグルカバーの不織布せんとあかんし、私はメガネもつけてるし曇るしズレて眼球にゴーグルカバーのエッジが当たるしヘッドセットも落ちそうだし、やると楽しいけれど、ここらへんのストレスが軽減されないとVRのエンタメは次のステージには進めないよなー。昼食を挟んで短編アニメーションの上映を3バージョン観て、体験型の作品鑑賞もあらかたやり、メディア芸術祭は本日はここまで。

 

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次は建築見物を兼ねて赤坂のとらやまで。ゆったりと空間を使い、カーブに沿う木材が美しい。期間限定の栗氷を注文、和三盆の蜜、底に潜んだ栗ペースト入りの白餡、栗ゼリー、白玉、上からかけられた微細な甘露煮の栗。今年のかき氷の締めに相応しい美味でございました。f:id:cocoanuts:20220924173940j:image

とらやを出たら、もう日は暮れている。店内を浮かび上がらせる灯りが美しい。f:id:cocoanuts:20220924174209j:image

宿は会場が日本未来科学館になってからは新橋。ゆりかもめに乗りやすいし、あちこちいくにも路線を選び放題なのが良い。また、汐留シティセンターが、酒を飲まないおばさん一人旅の晩御飯に使いやすいお店が多くて便利なのだ。それぞれのお店に夜の定食があるのでね。今回はベトナム料理のお店で焼きそばの定食。サラダ付いているが、焼きそばにも野菜がやたらと入っていて大満足。そしていつものバビーズで朝食用のアップルパイ買って部屋に帰る。今回はSポイント使いたかったのでレム。ダブルの部屋を一人使いでゆっくりできるから居心地が良い。眠りに特化したホテルとのことで、確かになんでかわからないが直ぐに寝ついてしまう。や、歩き回って疲れているだけか?