anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

サンダーバード55/GOGO

サンダーバード55/GOGOを観にエキスポシティに行く。コロナ禍でも大した賑わい。成人式の晴れ着姿も沢山見かける。吹田市はどこで成人式してるんだろう。ガンバの立派なスタジアムかな。あそこまで晴れ着で慣れない草履履いていくのはタイヘンだぞー。

 

 

サンダーバードシリーズは、思い入れが深い。

自分が小さい頃から何度も見てきた。1時間枠の時も30分枠の時もあったな。子どもができた時にはビデオレンタルして率先して見せた。おもちゃや解説本も購入、おかげさまで兄弟共に立派なサンダーバードフリーク、ファイアーフラッシュ号緊急着陸場面をセリフ完コピ音楽付で再現する幼稚園児になりましたな。

日本の戦隊モノは一年周期で更新されてしまうので熱心なファンにはなれないけれど、サンダーバード沼は深い。大人になり次男はBlu-rayの全エピソード集購入。しかし次男が言うには画質が良くなると吊っている糸なども見えてしまい、イマイチ没入できない、ブラウン管テレビで見ていたことが、物語に熱中できた所以かも知れぬ、との事。なるほどねー。

今回は音源のみの発見から当時のままの撮影方法で作り上げたそうで、爆発時の火薬の量が多すぎなのも継承。バカーンドカーンと派手に爆破していく。音源ありきの話なので、内容を練ることができないため、脚本が弱いのが辛い。

もともとのシリーズ1時間枠の内容からしたら、三分の一位のナカミが3遍。まーでもよう当時の撮影方法で作れたもんやなー。前あったCGでの劇場新作はコレジャナイ感を強く思ったが、今回は全く違和感ナシ!過去見逃していたエピソードと言われても納得してしまうくらいの記憶との馴染みの良さ。で、そこで思ったのは次男の言葉。映画館ででかい画面でサンダーバードアゴーを聞くのはメチャクチャ気持ちいいのだけれど、1番楽しめるのは茶の間でブラウン管テレビで見ることだろうな。小さい画面の中でぎくぎく動くトレーシー一家、しょわーんと飛んでいく小さい1号、見ているこちら側の手にはもっと小さなおもちゃの1号。手本となるべき映像世界が、ミニチュアを凄いテクニックで動かして迫真のシーンを作っているのが受け手にわかるが故、画面を思い出して遊ぶ時、物語の登場人物に自分を投影すると同時にブレイマンや1号や2号やゴングなどを動かしている凄腕スタッフ達にも自らを投影させていたんだろう。だから沼は底なしに深かったのだろう。沼に沈み続ける少年たちのために、国際救助隊、出動だ!