anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

密室宇宙港

マーダーボットシリーズ最新作も読了。そうそう、このくらいの長さが良いの。

逃亡テレメトリーは、これまでのものよりもミステリ要素が多い。表紙カバーのイラスト弊機も考えてますなー。フーダニットを追うも、通常の話なら一番の証拠にあげられる目撃情報が、ハッキングによるデータ操作の可能性で証拠にならない。その代わり、誰がその様なデータ操作ができたのかで容疑者を探っていくのが新しいな。

改めてこうしてシリーズ通して読むと、主要登場人物の女性の割合がとても高いことに驚く。政府の長も女性、警備のトップも女性、そもそもユニセックスの弊機ですら、どちらかというと女性より。登場人物の70%は女性なんじゃないかという印象。や、実際は半々かもしれないが重要な職についている女性が多いもんだから。婚姻関係も男女1:1ではない。なんてよぶのかな、あぁ複婚制っていうのか。惑星開拓していく上で、単婚制の維持は人口の維持増加にはそぐわなかったというところかな。

まだまだシリーズは続くらしい。スピンオフで「サンクチュアリームーンの盛衰」も読みたいぞ。よろしくお願いしまーす。さぁこれでいつでもフジナミシンタローの所属厩舎を発表していただいて結構ですよ!