anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

Savoyはミシュラン⭐️⭐️

連休最終日、どこかへ行きたい母。私は隣の駅のホームセンターに黄色のナスタチウムの苗を探しにいこうかと思っていたが、諦めてまたしても母のお供でフランス映画を見に行くことになる。今日から始まった「ウィ、シェフ!」を見になんばパークスシネマへ。シネリーブルでも良いんだが、あそこって梅田の駅から遠くてね。

前回見た「最高の花婿」と同じく移民問題を大きな要素にしたコメディ映画。ん?コメディ映画?わははははーっと笑うような映画ではないけど、まぁシリアス一辺倒な映画でもないから、やっぱコメディ映画の範疇か。寄せ集めの人材で一発逆転に挑むのは「がんばれ!ベアーズ」系とでもいうべきか。

寄せ集めと言っても、「ウィ、シェフ!」の方は国を捨て年齢さえも偽って人生を賭けてフランスにやってきた若者たちの集まりなわけで、ベアーズの大人に守られている子供たちとは、かなり重さが違う。そこを深刻になりすぎずに上手く物語の主軸として組み込んでるなと思った。寮生たちは料理を通じて成長していき、またシェフの彼女も若者たちの孤独や不安を我が事として感じることができるようになっていく。寮生の中から夢破れ強制送還されてしまう青年が出てきて、そこで主人公はなりふり構わず現状打開の為のギャンブルに打って出る。うんうん、見終わって元気になる映画だったな。