anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

4階のアーツ・アンド・クラフツ

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seriaでお買い物。ウイリアム・モリスの生み出した有名柄を使った文具や包装資材を沢山出している。ノートとメモパッドとシール購入。気軽に手に取れるアーツ・アンド・クラフツ。

もともと家ではウイリアム・モリス商会の柄でカーテンをオーダーしたし、玄関マットもデージー柄。トイレは一面を柘榴と鳥の柄の壁にした。

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良いんでしょうか、モリスさん?元々が「産業革命による工芸品の品質低下を危惧し、職人による手仕事の復興を目指した」のがアーツ・アンド・クラフツ運動の始まりのはず。それが流れ流れて今や日本における終着点はショッピングセンターの4階で110円で手に入るノートや付箋でありますが。そこからは見直されるべき「職人の手仕事による工芸品」の要素はすっかりと抜け落ちて。川島織物のカーテン地はなんとなく職人の手仕事っぽいイメージはするな、機械織りだろうけど。トイレに貼ったmtcasaのシート状マスキング壁紙を上手くはり合わせるのにはかなり苦戦したので、その点は私の広義の職人技としてカウントして貰おう。ノートや便箋や手提げ紙袋はただ柄だけ頂いたもんだし。しかし民衆の誰もが入手できるという観点からは100均登場は大成功とも言えるしなぁ。草葉の陰でモリス氏は泣いているのやら呵々大笑しているのやら、どっちなんかなー。