茨木市福祉文化会館で開催されている、「ICAW:IBARAKI CONTEMPORARY ART WEEKS」は非常に面白い。解体予定の茨木市福祉文化会館の全館を、現代美術のイベントに転用する試みだが、建物を残して、このような活動を継続すべき。建物も非常に魅力がある。…
— 三木学 (@culturepot) 2025年7月10日
こちらの投稿を見て、茨木まで行く。明日までのイベントなので慌てて開館と同時くらいに行こう!と朝準備してたら、12時オープンなのに気がついた。あぶないあぶない。本日は夜9時までの特別開館があるのだけれど、以前のこの体験があるので、夜はちょっと…ホテル川久でのいろんな場所を使って行われたアートフェスをめぐっての感想。
ホンマに怖かったんだから!あれだけ豪奢に飾り立てた環境でも(でも、というか、だから、か?)自分が建物の中を移動して作品を見て行く行為は怖く感じたのだから、取り壊しが決まっている茨木福祉会館の建物を夜に巡り歩くのは、想像するだに恐ろしい。ま、ホテル川久の場合は私以外に誰もいなかったってのがお化け屋敷感を募らせたのだけれど、このイベントも言ってはナンだがそんなに人気を博して人がギューギューってことは無いだろうしなー。
ちょうどブルーインパルスが万博記念公園上空を飛ぶ時間に合わせてモノレールの駅へ。駅へ繋がる歩道橋は見物の人でスズナリ。私も日陰で待ちましょう。時刻になって「あ!来た!あっちから来た!」皆が予想してスマホを構えていた方角から少しズレていたのかな。建物の細いスキマから、あ、見えた、コッチに向かってくるよ!小さい機影はすぐに建物に隠れてしまう。だけど方角からいったら、今いる横の高層ビルんとこから出てくるよね、と待っていたら…6機揃ってバーンと登場!思いの外低く飛んできたので機体は大きく見え迫力満点だった。これが映像作品の演出だったならこの流れは百点満点だ。満足満足。さてモノレールに乗ってまいりましょうか。
茨木市内で別々に行われていた4つの現代アートプロジェクトをいっときに纏め、取り壊しが決定している建物全部使ってのアートフェス。そもそも茨木市でいくつも別個の現代アートイベントをやってたってことの方が意外だな。5階最上階はホール、そこでは茨木映像芸術祭の入選作を上映、4階から地下1階で平面や立体,インスタレーションなどの現代アートの展示、地下2階の元ガレージでも映像作品。館内が案外広いので展示もゆったりと並べてある。


部屋いっぱい紗を使ってのインスタレーションがよかった。あとルジャ・リオヴァのドローイング。ちょっと薄いというか、場所に助けられた作品も多かったような気がするな。元合同庁舎は豪華な作り。大ホールには煌びやかなシャンデリアが輝いている。画像を貼ろうかと思ったが、美しいタイルを日々紹介してくれはるmayumamaさんが、同じく今日見にいかはったらしく綺麗な画像をあげてくださっているのでリンク!
茨木市福祉文化会館へ建物とアートを見に💠解体予定の建物でIbaraki Contemporary Art Weeksが開催中。シャンデリアが素敵 pic.twitter.com/o6lvR0EXmb
— mayumama (@ma_yumama) 2025年7月12日
広々とした贅沢な展示空間💠 pic.twitter.com/GBwxlBRHFC
— mayumama (@ma_yumama) 2025年7月12日
館内のタイルたち💠4枚目は既存の陶板アート pic.twitter.com/LMfRQ3sdzf
— mayumama (@ma_yumama) 2025年7月12日
取り壊してしまうのか。シアターも付いてるアート施設と考えたら勿体無い気がするな。ここがあれば、そして館の窓から見えるおにクルと連携したら、無くなってしまった文化庁メディア芸術祭ができそうだ。その年の受賞作品を見せてくれる常設館になってくれたら良いだろうな!


おにクルと反対側の窓からは中学校が見える。プールの高飛び込み台はずいぶん錆びている。事故の懸念からもう使われていないのだろう。私が通っていた頃は普通に使用していた。一番高いところからは怖くて足からしか飛び込めなかった。遠い昔の夏の話。