anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

アテンションエコノミーの行方

Starting Pitcher : Modeled after Shintaro Fujinami

しばらく続く体の不調に何らかの診断がついたなら少し安心するように、藤浪晋太郎選手を悪く印象操作した記事によりメディアが稼ごうとする行為、そしてそこからSNSなどに連なる人の興味をカネに変えていく一連の動きを、アテンションエコノミーと称するのだ(前回の投稿参照)と知って、なるほどこれは端的に事象を表現しているなーと納得する。スティグマがどうのこうのっていうのは(スティグマ問題 - anemone)、現象をうまく整理できるけれども、まずスティグマの説明からしないといけないものね。アテンションエコノミー。覚えておこう。藤浪晋太郎選手に対して気軽に失礼な事を言う人には「あれあれ?ずいぶんアテンションエコノミーに影響されやすいんですねー」っていなすことができるというもの。合ってんのかな、この使い方で。

さてさて、この作為によって形成された「危険だし努力をしないし人の話を聞かない嘲笑されるべき存在である藤浪像」を打破するためにはどうしたらいいのか。一番は試合で結果を出すことだけれど、効果的なのは素の藤浪晋太郎をメディアを通さずに知ってもらうことだ。ここら辺は関西万博と似ているな。始まる前は失敗だ危険だ税金の無駄遣いだとメディアが喧伝し「行く方がバカ」という空気を作り出していたが、実際行った人たちがSNSであげる楽しかったまた行きたいという無数の声が、空気を変えていった。今週は阪神とのカードがあったため、藤浪選手が阪神の選手たちと再会を喜び合う姿が多く流れてきた。ニコニコの藤浪選手、対する阪神の選手たちも笑顔だ。そこには「鼻持ちならない嫌な奴」はどこにもいない。

楽しくしている人の周りには楽しい人が集まる、そういうものだ。メディアによって付けられた色を除いた本来の藤浪晋太郎の持つ好ましい部分、明るさであったり柔らかさであったりが、一般人にストレートに伝わってくるものが多く供給されていったなら、メディアによる色付き情報よりもそれらが上回っていったなら、空気は変わる、そう思っている。そして、辛酸を舐めてきた(そして今も舐めさせられているが)彼だからこその、チームメイトの痛みがわかる心優しさがより多く伝わっていくことが、大事なことと思う。これまではSNSでは彼の尊厳が傷つけられるばかりと思っていたが、反対に、アテンションエコノミーに影響された彼の印象が実は本来とは違うのではないか?という気づきにつながることもあると信じたい。

ともあれ、次の登板おきばりやす!ストライク率どんどん上げていきまっしょい!なんなら全部ストライクでもいいぞ!(打たれるっちゅうねーん!)

追記

そうそうそう、なにも上段に構えなくていいんです、こういうのでOK! どんどんこういうのでご本人を知ってもらいましょう!