本日は難波梅田あたりを歩き回った。生きた建築フェスティバル2024である。イケフェスはコロナで中断する前までは割とマメに参加してきた。今はガイドツアーの抽選に当たったら行く。京都や神戸の建築祭ガイドツアーは六千円とか一万円とかなかなか良いお値段の有料だが大阪のイケフェスは無料なのがありがたい。土曜に比べて日曜のガイドツアーが少ないのが残念。安藤忠雄設計ガラスブロックの家が見たかったなー。今回ガイドツアー当たったのがこちら
もともと松坂屋の大阪店として生まれた建物。今は高島屋の持ち物で半分外資系のホテルが店子、あと倉庫と歴史資料館として使用中。大阪は堺筋が商いの中心地だった頃に、近隣の三越や白木屋などと豪華さを競って作られた。なのでデティールに凝った細工の装飾が残る。
外観にも装飾が。そして一階はぐるりとアーケードになっている。趣があって気持ちの良い空間。
百貨店時代の荷物用エレベーターや、地下まで自然光を入れて明るくするための天窓と白タイルの壁など、興味深かった。百貨店の最寄りに地下鉄の駅ができなかったというのが、松坂屋の経営の大きな曲がり角。しばらくは上顧客は大阪駅まで車で送迎してたんじゃなかったっけ。堺筋から御堂筋に戻り、パン屋のイートインで昼食、今日のガイドツアーはこれでおしまい(午後の街歩きツアーは抽選でハズレた)次は予約なしで行けるところをいくつか回ろう。なんばから地下鉄で本町まで移動。次に伺ったのはこちら
言わずと知れた有名建築設計会社!こちらは撮影禁止だった。いろんな大型プロジェクトを抱え、誰でも知っている大きなビルや公園、ホテルなどをガンガン作っている。今度の大阪万博では住友と大阪ガスのパビリオンを作っている。こないだ見物に行ったKitteが入っているJPタワーや大阪駅前の大きな公園グラングリーンを手掛けているのもこちら。それらの模型やコンセプト案、使用資材などがずらりと並ぶオフィス。圧巻だった。御堂筋ダイビルの窓についている庇のようなものが素晴らしいな。外観のアクセントであり日除であり目隠しでもある。やっぱ日本の建物には庇よ!軒よ!機会があったらダイビル見に行こう。え、五月山動物公園もリニューアルしたん?こーれはワラビーちゃんもお喜び!紅茶をご馳走になってアンケート書いて、さぁ次はどこに行こう。5分ほど歩いたところにあるこちらにお邪魔する。
小さくて可愛いビル!耐震工事の時に1フロア減築して竣工当時の三階建に戻ったビル。一番上の画像が扉を開けて入ったところ。大阪の街はアールデコ様式のビルが多い。もともと薬種問屋の多い街、たくさんの製薬会社の本社ビルや香料会社がある。塩野香料(シオノギ製薬は塩野さん家から分家した)と並び小川香料さんもとても歴史のある老舗。そこから真っ直ぐ道を進んでいくと有名な生駒ビルヂング。ちょっと覗いてみましょうか。たくさんの人が見学に訪れている。ビル独自のグッズも制作していて、なかなかやり手な感じだ。
地下一階からずーっと階段を使い5階まで、そしてもう一階分上がって屋上の時計台横まで出てみる。ひー疲れたー。エレベーター使ったらよかったー。
ランドマークの役目を果たした時計塔。外壁にはこちらもいろいろな装飾がある。羽を半分広げた猛禽類までついている。てんこ盛りな感じが浪速でっせ!という感じか。トゥーマッチでちょっと苦手なタイプでございます。なのでイケフェスを代表するようなこの建物には、ほぼ毎年イケフェス参加なのに今回が初めての訪問だった。
さぁそろそろ帰りますか。足も少し痛くなってきたぞ。御堂筋線淀屋橋の駅まで行く間に、元あった古いビルを腰巻で残したマンションのグランサンクタスを横目に見、駅に降りていく。と、おわー、淀屋橋駅は壁を剥いで剥き身の工事中、見てきた建物の印象を上書きする荒々しさでございました。
家に戻りコーヒーでほっこらしながらXをみる。おー、山本投手素晴らしい!大谷選手は大丈夫ですか、せっかくのワールドシリーズ、打席立ちたいよね。皆大谷選手のホームラン待ってるし。でもま、無理しないで大事にしてください。おっと天皇賞で藤浪目撃Xが。最初パドックあたりでの目撃Xでは、プライバシーなくて可哀想と思ったが、レース後は関係者と一緒に並んではるし。今回はそのつもりのようなので別にかまわないのかな。天皇賞見てから出発で有馬記念までにはお戻りですね。プエルトリコのリーグに参加ということはビザとかはどうなんだろう、てっきりそういうモノの手続きで東京行ってはるんかと思っていたけれど、天皇賞とは。お馬さんのパワーにあやかって、異国でも力を発揮してくださいませ。怪我のないように祈ってます!