anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

ぴったりハマる歌2

何かの状況にぴったりハマる歌の1ジャンルに、映画の主題歌がある。もちろん、その映画のために作られた歌ならばぴったりハマって当然だけど、そうではない、もともとの在り曲を主題歌にするというもの。最近知ったものでは、これがピカイチと思う。映画「しゃぼん玉」の主題歌、秦基博の「アイ」

彼が宮崎県出身ということで、宮崎県が舞台であるこの映画の主題歌になにか曲を提供してくれないかという映画サイドの申し出に対して応えたのが、9枚目のシングルとしてすでに世に出ていた「アイ」の弾き語りバージョンだった。歌の冒頭の一行、「目に見えないからアイなんて信じない、そうやって自分をごまかしてきたんだよ」がまさに主人公の半生を現したもの。手や目をかけてもらうことなく、愛を実感できないまま育った主人公。そんな欠落した部分を、ひょんな事から過ごすようになった大自然に囲まれたおばあさんの家で、おばあさんや地域の人たちから手や目をかけてもらうことで埋めていく。「ひとつ欠けたままの僕のハートがほら、じんわり震える」

彼女を愛することで今までの自分がどれだけ愛を渇望していたのか知る、そしてそれ故に今度は今の愛を失ってしまうことを恐れる、そんな恋愛の歌だとは思うのだけど、しゃぼん玉以降は、もうこのやさぐれ青年と田舎のおばあさんの歌にしか聞こえなくなってしまって、歌がハマりすぎるのもどうよ。

 

オフィスオーガスタつながりで、ぴったりハマる映画主題歌といえば、「秒速5センチメートル」の「One more time,One more chance」これはスペイン語カバーかな。

今や本家山崎まさよし氏のワンモア関連の動画へのコメントは、日本語よりも英語やスペイン語のコメントの方が多いというワールドワイドな愛され方だ。幼い時に惹かれてからずっとその想いを心に持ち続けて次の恋愛に進んでいけない主人公。まさに「記憶に足をとられて次の場所を選べない」彼。3部構成のうち、現在を描く三部はまるまるこの曲を流すのみ。んー、映画自体が壮大なワンモアのPVとも揶揄されることもありますなー。都市に暮らしながら、生活のふとした場面で湧き上がる圧倒的な喪失感。つい探すことで失ってしまったことを都度思い知らされる悲しい痛み。もちろんこの歌も、この映画のために作られた歌ではない。というか、この曲が主題歌になるのは2回目だし。

 

1度目は、この歌を作り歌っている山崎まさよし氏主演の「月とキャベツ

華々しく活躍しブレイク後に燃え尽きて、今は田舎の廃校で一人キャベツ育てながら暮らしている元カリスマミュージシャン。その彼の元へ押しかけるファンの少女。彼女とのふれあいで彼はもう一度曲を作ろうと思うようになる。そして書き上げたのが「One more time,One more chance」

彼のミューズとなった彼女だが、彼の前に現れる時点で災害で死んでいる。彼が音楽へと再び歩を進める決意をした時、役目を終えて消えてしまう。

もともと映画制作サイドは主人公にもう少し年上のミュージシャンを想定していたそうだ。一世を風靡した後隠遁するのだから。対バンのミュージシャンに当たりをつけてライブ見に来たら、その前の若い山崎氏の方が目に留まり、オーディションに呼び、そこで彼が歌ったのが前からの持ち歌「One more time,One more chance」で、映画にぴったりだということで、若い彼に決定したという経緯。今でこそ口角下がる笑い方の日曜大工好きなおじさん風でありますが、28歳のおっちゃんの曲がり角を過ぎる前、25歳前後の山崎氏はそらカッコよかったのでありますよ。見た目良好ということで主役に決定、主題歌も決定。確かにラストで彼女を幻視しながらピアノで弾き語る、ワンモアのほぼリバーブ無しの圧倒的な歌声には心打たれる。というか、この歌が強すぎて脚本のアラやら踊りの下手さやら諸々のことを吹っ飛ばして満足してしまうという、そんな映画であります。山崎氏は主題歌だけでなくサウンドトラックも担当しており、完成した映像を見ながら作曲、音をつけていったとのこと。それがとっても良くて。女の子が別れを告げるシーンでは、主旋律をチェロがとりアコギとバイオリンがアンサンブルを形成、切なくも美しいメロディーが映像に被って見るものの感情を揺さぶってくる。アカデミックな音楽教育を受けた訳でない、地元では港湾労働者だった23歳が、こんなに格調高い音楽を作るんだ、とその才能に驚いたな。そういえばこの映画も秒速と同じく、長いワンモアのPVだといわれていた。

でも、私はあまり映画の筋にはこの曲はハマっていないように思う。失った愛を忘れられずにいる、過去に囚われている横浜の青年の歌なわけで、今さっき失ったばかりの愛を嘆く歌ではない。じゃぁどんな曲がこの映画にぴったりハマるのか。映画制作サイドは奥田民生氏やら斉藤和義氏などが主人公役のイメージにあったと聞く。せっちゃんを主人公とした場合は主題歌はこの歌どうだろう。

「無意識と意識の間で」行かないで、そばにいて、現実を見ないで、僕を子どもにかえしてよ

映画自体が、夢かうつつか、みたいな話。自らがこの世のものではないことを隠して過ごしていた二人の日々は、マスカレードとは呼べないだろうか。セリフの中に「夏休みが終わっちゃうね」というのがあるが、隠遁中のミュージシャンを夏休みの子どもととらえると、夏休みが終わってもうあなたとふわふわ過ごした子どもではなくなってしまった、になる。

「行かないで、そばにいて、毎日を僕にして、僕を子どもにかえしてよ」

 

二度あることは三度あるかな?もう一度「One more time,One more chance」を主題歌に据える映画が出てきてくれたら面白いのにな。

 

 

 

 

頑張れ!お絵描きAI

AIでイラストレーションを生成するのが話題、私もやってみたかったのだけれど、PC持ってないし、ちょこっと見てみたら登録が必要だったりして様子見していた。朝の情報番組でLINEで気軽に同じようなことができるアプリがあるということなので、早速トライしてみた。

バーニー・フュークス大谷翔平選手を描いたらどんな感じだろうとずっと思っていた。バーニー・フュークススポーツ・イラストレイテッド誌などで活躍したアメリカを代表するイラストレーター。詩情溢れる画面構成で、選手個人というよりも光と影、取り巻く空気でもってスポーツの持つ普遍的な輝きを描いた。エンジェルスのスプリングトレーニングを描いた「スプリングトレーニング マウンテン」

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これは「グリーンモンスター」

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この得点板にバカンと打球当てて自分のプレート落としてましたな。ピッチャー17バッター17の表示の掲示に当ててしまうあの場面がすごく好き。

オスカー・チャールストン 彼の自信や苦悩、言ってみれば人生のようなものが立ち上がってくる。

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そして圧倒的なのが、モハメッド・アリ 兵役につかないと決断した最強の男。

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もう亡くなっているのでバーニー・フュークス大谷翔平選手を描くことは叶わないのだけれど、もしご存命なら何かしらの感慨を持って彼の葛藤や孤独や歓喜を表現してくれたに違いない。

 

そこでそこで。AIにお願い。

バーニー・フュークスが描いた大谷翔平」できた画像がこちら

 

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え、あれ?上原投手?誰?エムブレムは古墳?もう少し情報を加えた方がいいのかな。

バーニー・フュークスが描いたエンジェルス大谷翔平選手」

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はぅ?ユニはエンジェルスになったけど、アフロヘアっぽいし画風もバーニー・フュークスと違うしー。再々トライだ!

バーニー・フュークスが描いた2021MVP大谷翔平選手」

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あのね、怒るよ!昭和初期の野球映画のポスターかいなー。AIは大谷翔平選手知らんのかなー。そんなことないよね、話題の人だし。と、ここまでで無料で遊べる本日分は終了となってしまった。シンギュラリティの壁はグリーンモンスターよりも高し。

 

1日経って、また3枚生成できるようになったので、もう一回やってみる!今度は英語だ!「Shohei Ohtani painted by Bernie Fuchs」

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いやーん、ピンストライプやないの!やーめーてー!

 

 

ローソン1号店

昔々大学1回生になりたての頃、新しい仲間、新しい勉強、新しい授業、新しい先輩たちに囲まれて毎日が濃い時間に包まれていた。美術科は一学年45人、それぞれに回生部屋があり、ロッカーに荷物を置くと授業の無い時間はそこでダラダラとみんなでお喋りなどして過ごした。また、先輩たちの回生部屋に顔を出したり、教授たちの研究室にお邪魔したりと、今思えば大学に入りたてとはいえ密な関係を築いていたなぁと思う。こじんまりした課程ならでは。なので友達作りのために何かのサークルに参加する、なんて人もほとんどおらず、高校の延長のような感じで過ごしていた。まぁ全員が美術部のようなものと考えたら良いか。

回生室でコンパ的なことをする事もよくあった。上の学年の人らと一緒の時、コンパの食糧調達だ!ということで車を出すことになりヒマだった私も乗せてもらった。郊外の道を少し走り、レンガの外壁が印象的な平たい建物までやってきた。店名は筆記体の英語のみ。そしてparty foodsと書いてあったような気がする。その佇まいのアメリカンなこと!こんなお店屋さん見たことない!いつもは公設市場やスーパーマーケットやらで食料品を買う生活を送ってきた身には、ここはまるで外国だ。中に入るともっと外国があった。ここは高いけど他ではないものがあるからなーと先輩たちは笑った。店内奥には、ハムやらソーセージ、ベーコンなどの量り売りコーナーがあった。大きな冷蔵ケースに並ぶスライスされるのを待つ太いソーセージたち。赤や緑の粒が断面を彩っている。チーズもいろんな種類が売られていたように思う。この多種多様なハムソーセージやチーズは、痛む前に全部買われていくのだろうかと心配になった。

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店の名前はローソンといった。ローソンのHPにあった画像をお借りする。

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そうそう、この冷蔵ケースのなかに外国がならんでいた。なるほど、ホームパーティをしていておつまみやお酒が足りなくなった時に、ここに来て間に合うように遅くまで店が開いているということか。店が成り立つほど世間ではパーティというものを行なっておるのだろうか。それとも局地的に海外からの住民が多いのだろうか。とにかくこのアメリカーンな店で何が売られているのか隅から隅まで検分したい!と願ったが、先輩たちは欲しいものを調達したらさっさと車に戻って行ってしまったので、叶わなかった。

どこかでもう一度あの店舗を復刻して欲しいなぁ。あの日のローソンは豊中のロードサイドで豊かな古き良きアメリカンライフを体現していた。そうそうそうそう、後に豊中ロマンチック街道と呼ばれるようになった地域にあった、高い天井のバーカウンターを持つチャーリーブラウンという郊外型レストランに、先輩に車で連れて行ってもらった時もきっと同じようにポカンと口を開けていたに違いない。大きな窓、広く明るい店内に流れていたビリー・ジョエル。外食をほとんどしなかった家庭で育ったため、こういうお店で気負わず楽しめる人たちの仲間になりたいものだと強く思った。70年代後半のお話。バブル景気はまだ先の事。

こちらのblog、チャーリーブラウンのエントリーに画像を載せてくれてはった。懐かしー!そうそうそう、私も不思議に思っていた。車でしか行けない場所のバーレストランって、今では考えられないですよねー。

 

CMで建築を愛でる

結局大谷翔平選手はトレードに出されることなく、しばらくはエンジェルスでフラストレーションが溜まる試合を続けることになった。パドレスに行って欲しかったなー。エンジェルス側がけんもほろろだったのでパドレスは諦めてソトとヘイダーにしてしまった。無念。パドレスだったらこれからは毎日パドレスの試合が放送されて、連日男前3人組(タティス・ダルビッシュ・オオタニ)が拝めたのになー。エンジェルスはポストシーズンには行けないし、オフの時間がたっぷりある、ということは、スポンサー企業のCM撮影なんかもいくつかこなすんじゃないだろうか。ここはひとつ!HUGO BOSSのフレグランスのフィルムを撮って欲しい!27歳が少年とおっちゃんの分かれ目、すでに立派な大人顔になった彼は、フレグランスのCMいけるですよ。

うわー、すごい建築だ。アゼルバイジャンにあるザハ・ハディド設計の施設。そこを彷徨うかっちょいい男女。外国の香水CMってダイレクトに性愛のイメージに寄せてくるなー。

グッとくる建築に男前。いい組み合わせ。そこにぼーっと佇んでいるだけでなにかストーリーを想起させる。ただ、まだ色気不足というか夜の香水のイメージとはそぐわない、陽光が似合うスポーツラインのフレグランスだな。どの建築家の設計が彼にしっくりくるだろう。無機質なものは似合わない、ナチュラルとも違う少し土くささがあった方がいい、けどドラマティックなところも欲しい。

BOSSは建築好きでGQとのコラボでLAにあるフランクロイドライトのエニス邸も紹介してる。アナハイムからの近さで言えばエニス邸もいいんだけど、ここはひとつメキシコ系はじめての大リーグオーナーというモレノ氏に敬意を表して、ルイス・バラガンどうよ。プリエト・ロペス邸。

このカラフルな壁に囲われたプールでザバーと泳いで欲しい。大型犬も2匹くらいおって欲しいな。プールから上がって犬たちとじゃれていると急に2匹揃って頭を背後にピッとむける。犬たちの視線を辿ると戸口に女性が立っている。プールから上がって犬と遊んでふと視線を上になげる、この位なら野球選手にもできるんじゃないだろうかね。部屋の中に向かう二人、犬たちも喜んで後を追おうとするけども人差し指立てて制止、ゴメンよって言いながらドアを閉めてしまう。どうどうどう、こんな感じ。あ、待てよ、これじゃ建物がよくわからないな、最初は彼女のバックショットとともに建物の中をすすんでいくところからだな。で、馬が置いてある窓からプールで泳ぐ彼、犬と遊ぶ彼を見てる。んで庭に出てくる、二人で戸内に入っていく、と。個性のない場所だと話が見えてこないでしょうが、ルイス・バラガンの建築の中だと建物が見るものに雄弁に語りかけるので、カッコいいCMになると思うなーー。

てな妄想して楽しんでいたら!えー、球団売っちゃうわけ、モレノさん!せっかくメキシコ人建築家選んだのに!大谷選手の未来はより一層混沌とした見通せないものになって行くー。一度は他の球団行って、違うスタッフのもとで才能を伸ばしていただきたいもの。でも 品のないヤジのヤンキースも日本総領事をコケにしたメッツも嫌いだ!パドレスって目はもう無いならば、そうだ、サンフランシスコジャイアンツに行って欲しいーー!綺麗な球場で活躍してくれー!ガンガン海に向かって場外ホームラン打って欲しいーーー。買ってー、オオタニ買ってよぅ、ジャイアンツ!

 

 

リテーナーを噛め!

大谷翔平選手、10勝おめでとうございますー。ベーブルース以来どうのこうのって話ですが、まぁ日本でも2度達成してるってことなので、ご本人にとっては単なる通過点なのでしょう。んで前貼ったNHKの4年間のインタビューをまとめた番組見て気がつきましたが、大谷選手、歯列矯正したのね。19歳の時の口元と今とでは歯並びちがう。綺麗になりましたねー。顎の幅が広くないとどうしても歯がキレイに並びにくいですもんね。

審美的な面もありますが、何よりしっかり噛み合わせることが出来たなら、野球のパフォーマンスにも良い影響が出るのでしょう。教習所行く時間が勿体無いと自動車の免許取らなかった人がですよ、矯正歯科には通った。通う期間は免許取るのに比べたら圧倒的に長いのに。それで尊敬するのは、コンスタントに成績を出し、その後渡米して新人賞取ってること。歯列矯正のストレスってかなりのもんですよ。痛いし、食べにくいし。歯列矯正はケースバイケース、大谷翔平選手の場合奥歯の並びがどうなってたか知る由もないけれど、大きなストレスを感じるのは誰でも同じでしょう。私は歯並びがグイチというわけではなく、右顎だけが受け口という矯正でも外科的な処置しても良いくらいの困難なタイプでとても苦しかったし、食べられなくてかなり体重も減ったなー。運動なんてとてもとても。なのに大舞台で活躍できるなんて凄いですわねー。カキーンと打つ時、頬をぷっと膨らませるけれど、あれって歯を食いしばったら歯の移動で歯茎が痛いので、噛み締める代わりに口腔内に空気を溜めて力を込めるのかしらね。思いつきのいい加減なこと言うてますけど。歯が動いている時は噛むと痛いんですよ!私は小さい頃から歯軋りが酷かったけれど、矯正していると圧をかけると痛いので、寝ながら噛み締める癖が抜けて歯軋りしなくなりましたもん。

大谷選手の場合、元々目立ってヒドい、という感じではなかったけれど歯列矯正しはった、じゃあ八重歯が目立つ佐々木朗希選手はどうなんでしょ。パッターとピッチャーでは、噛み締め具合が違うのかしらね。メジャーに行くなら尚更、早い時期に歯列矯正始めて、向こうに行く頃には終わってて欲しいなあ。それとももう始めてはるのかしら。パフォーマンスも上がり、男前度も上がって、人気も爆上がりでしょう。

よく寝ることが体力回復の大事な要素、と大谷選手は言ってはりますけど、就寝時には矯正装具外した今でもリテーナーは付けて寝てはるんやろうなぁ。動かした歯が後戻りしないようにかばっと歯にはめる押さえ器具。何年かはずっと就寝時につけるもの。もちろん私も今でも寝る時は付けている。麻酔のなかった頃のアメリカ西部では、悲鳴が出ないように外科手術の時に弾丸を噛め!って歯を食いしばらせてたと聞く。リテーナーを噛み締めて、質の良い睡眠でもってリフレッシュして、これからも勝ち星を増やしていってくださいませ。

ぴったりハマる歌

コロナの勢いがおさまらない。なんてこったい、こんなにも疫病禍が長引くとは。昨年の夏はオリンピックやパラリンピックを日本でおっかなびっくりやっていたんだな。

関JAMで山下達郎特集をしてた流れでYouTubeでいくつか見ていた。「さよなら夏の日」聞いた時に、あ、これってオリンピックの閉会式にピッタリハマっている曲だと思った。雨の歌、雨模様だった閉会式はオリンピックだったかパラリンピックだったかどっちだったかな。明日になればここには 僕らはいないと歌う。そして燻り続けていたウクライナとロシア、オリンピックが終わった途端に侵攻が始まった。

どうぞ変わらないで どんな未来訪れたとしても  さよなら夏の日 いつまでも忘れないよ

他の歌詞も一つ一つが判じ物のようにオリンピック閉会式とぴったりハマっていく。一番素敵な季節がもうすぐ終わる。巡る全てのもの、急ぎ足で変わっていくけれど君を忘れない うわー。

もう一つ、ピッタリ状況にはまっている歌があった。あにきさんのやってはったバンドC-POINTの「少年の夢」。これもYouTubeであれこれ聞いているうちに気づいた。

元々はこの歌。C-POINTに改名する前のPIEのときのリリース。あにきさん作ではないので、ROCK色薄めで和っぽいフォーキーな曲だが、若いあにきさんのスムーズなボーカルが素敵だ。川の流れをいつも見ていた少年は、大きくなったら川の向こうの知らない世界を見てやるといつも思ってた。そしてふるさとを後に旅に出る。YouTubeを手繰っていると別バージョンがあるのに気がついた。この歌はテレビドラマの主題歌になった(せーの! - Wikipedia)のでそのドラマに合わせた歌詞に変わっているのかな。

彼の幼い心は夢でふくらみ 大好きなママにいつでも 大きくなったら僕はこの川を渡る、でも泣かないでこの僕を見守ってほしい  という箇所が

彼の幼い心は夢でふくらみ 大好きなこの街いつでも おやじの大きな影と静かな眼差し 忘れはしないよ、あの日の言葉を   にかわっている。そうしたらピッタリとハマった。

世界一の野球選手になるんだという果てしない夢を持って海を渡る。父親の「懸命に打ったり投げたり走ったりしなさい、そうしたら野球は上手くなる、楽しくなる」という言葉を胸に。うわー。

いつしか少年は川を渡ってた  

抱えきれない夢とママの写真を持って

 

 

 

カリンバは楽し

カリンバを手に入れてぺそぺそ弾いている。きっかけはジャマーバンドの対バンライブで久しぶりに見たアミーゴス。山田晴三さんのカリンバ演奏を聴いて、やっぱ良いよなーと思ったこと。

調べてみたら案外お手頃な値段だったので、勢いでポチッと購入した。おぉ!こういう音の並びなのね!まず歌のメロディーだけぺそぺそ弾いてみる。良いじゃん良いじゃん。面白いなぁ。童謡やらジャマーバンドの曲やら弾いて遊ぶ。キーが合わず一緒に歌えず。そのうちにメロディーだけでなく、同時に伴奏も入れるカリンバソロというのもやってみたくなってくる。ついてきたパンフレット見てキラキラ星を練習する。俄然難しくなる。小さい頃ピアノを習わされていたが、ピアノはだいたいが右手がメロディー担当、左手が伴奏担当だったが、カリンバは左右交互に音が並んでいるので、メロディー担当が右手左手目まぐるしく変わる。むむっ!むつかし!

一生分キラキラ星弾いたような気がする。なんとか弾けてきたら、別の曲が弾きたくなりyoutubeで探すが、ジプリアニメの曲や最近のヒット曲が多いのねー。なかなか、この曲弾きたい!と思うような曲がない。辿り着いたのがムーンリバー

音色が曲に合っている。アレンジも好みだったので、こちらをお手本に頑張るのだが、なかなかうまく弾けない。このジェラララって指を滑らせて音を奏でるのが難しい。まだまだ道のりは遠し。

もっと上手くなったら、サウンドオブミュージックの私のお気に入りも弾いてみたい。気分はコルトレーン。いや待てよ、この曲は細かいキーの変更がいるのね。なにせピアノでいう黒鍵がないカリンバ、だから弾ける曲が限られてくるんだなー。キーがCで単純に演奏できるタブ譜探そう。

とってもとっても上手くなったら、月の光もやってみたいな。飽きずに練習できるかなー。