anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

命名モンダイ

パートさんお孫さん誕生でおめでとうございます。ご子息はひとり息子さん、お孫さんは待望の第二子にして初の女の子!洋裁が得意なパートさん、これからしこたまお孫ちゃんの衣類を制作されることだろう。生まれる前、もう性別は分かっているとのことでお名前を聞いたのだが、息子さん夫婦案があまりお気に召さないご様子だった。今話題の「DQNネーム」をつけようとしてるのか?と思いきや、聞いてみたらごく普通の名前。「だってそれってなんか古くさいやん?もっと今風のカワイイのにしたら?って言ってるんやけど」えー、読みにくい奇抜なのは本人がナンギしますよ、良いじゃないですか息子さん夫婦の案で。言葉を選んで進言したが、なにか不服そう。親が決めるのが一番、外野がアレコレ言ってのちのちにしこりを残したら本人合わせて三方不幸になる。それこそ、口を出すのはヘンテコリンな名前をつけようとしている時位でいいのではないか。私も息子達の命名のとき、舅姑が希望の名前を出してくる行為そのものがイヤだったものな。それがどんなに素敵な名前であろうとも。

難しいところだけどね。テレビで子どもの名前が表示されたりすると「それはないやろー」と突っ込みたくなる名前がぞろぞろでてくる。無理矢理な当て字だったり、外国名を漢字に直したり。それと、コレは自分の感覚なのだが、なんかこう、「昔の名前で出ています」みたいな名前も、ちょっとなーと思う。クラス中そんな名前ばっかりだったら平気になるんかしら。「子どもは親の植民地」って言葉があるけど、ヘンテコリンな命名をするのって、最初に子どもに行う「迫害」みたいな気がする。

生まれるのとは反対に、死ぬと戒名をつけられる。お亡くなりになったお嫁さんがキリスト教、ご主人がお東さん、というお葬式に出た社長が言うのには、宗教関係ないお葬式って良い!そうだ。無宗教の葬儀で、神父も坊さんも無し当然読経も無し。故人を偲んで花を手向け、出棺を見送る。お骨はどうするのだろう、そろっと先祖代々のお墓に納めるのだろうか?で、戒名はどうしたのだろう?キリスト教にも戒名の様なモノはあるのかしら。

戒名を自分でつけようという主旨の本がいくつかあって売れているらしい。戒名を授けられるのは相当の資格?があるお寺のお坊さんだけ、という話を聞く。戒名をつけるにはいろいろ勘案しないといけないことがあるので、相場が高い!と言ってはいけない、なんて事も聞く。でも、高いよねー。そして戒名料以外にもなんかイヤなのが、戒名って自分が死んでしまってからのことだから、他人が自分の人生を勝手に総括し、それに沿った意味の漢字を使って決めるんでしょう?もの凄く洞察力がある人がつけたなら自分にとってシックリくる概念に基づいてつけられるかもしれないが、自分が知っている自分と他人に見せてきた自分は違ってあたりまえだから、「私の人生の総括はその字かよ!ヤメテー!」みたいなことに絶対なると思うのよね。んー。かといって、勝手に自分で気に入った漢字で戒名つけたら、アッチの世の中で、ほぉらまたDQN戒名がやってきたぞーって笑われそうな気もするし。んんーー。