anemone

ぼんやりしたり、うっかりしたり。

美味しい楽しい

年末年始は料理ばかりしていたように思う。普段は時間が無いので炒め物ばかりだが、休みになるとその反動で煮込み料理がしたくなる。

仕事納めの日、マックスバリューにて牛すじ肉を3パック購入。和牛すじ肉・国産牛すじ肉・豪州産赤身すじ肉。値段に応じて重さも増える。150g・200g・250g、全部で600g位か。その晩に下ごしらえする。まず水から茹でてアクを盛大に出す。ぶくぶくと吹いたら湯を捨て、肉を丁寧に水洗い。大きい寸胴鍋に日本酒400cc、肉、白ネギの緑色部分3本分、ショウガ輪切り半個分、ニンニク2かけ半分にしてぼんと包丁で叩いたモノ、そこに水をどどどどどと入れ煮立たせあくを取ったあと蓋して気長に煮る。寝る時間になるまで煮続ける。歯も磨いたしいよいよ布団の中に、と言うときに火から下ろしてベランダに出す。

次の日、お日様が鍋にあたる前に取り込む。冷たい外気で油が白く固まっているので、そろっとすくって皆捨てる。葱ショウガニンニクも捨てる。肉を拾い出し、ぽんぽんと食べやすい大きさに切っていき、別の鍋に入れる。煮汁はリードを使って漉しておく。鍋底にたまるのはコラーゲンか。コンニャクを手で小さめにちぎり別鍋で下茹でする。ゴボウは皮をこそげ乱切りに、大根は皮をむき1cmくらいの半月切りに。肉を入れた鍋に皆入れていく。そうだ、出し昆布も入れてみよう。酒300cc弱、漉したゆで汁1300cc、砂糖大さじ4杯、牛乳100cc、顆粒だし適当、投入。煮込み開始。しばらくはアク取りに専念する。頃合いで昆布摘出。1時間ほどしたら、白味噌80g八丁味噌70g投入、関西中京連合軍。リードの中央に穴を作って落としぶたにして煮続ける。好きなだけぐつぐつぐつぐつぐつする。

 土鍋に移して味をみて足りなければ醤油をちょろっと足し、さらに加熱、いよいよというときに青ネギの小口切りを山盛り乗せて蓋をし、食卓へ。この日は息子らの友達呼んでの男子会。フライドチキン食べマフィンピザ食べ海鮮マリネ食べた後でも、皆「すじ肉ウマイ、大根もウマイ」と、ご飯と一緒にもりもり食べてくれる。えへへへ、そうでしょ、美味しいでしょ。

ああでもないこうでもないとショーモナイ話しながらの男子会。飲むコもいれば全く飲まないコもいれば。みんな小学校からの付き合いだもんね。先の見えない就活だの留年だのそれぞれモンダイは抱えているけど、食べて笑って、いつまでもこんな風な集まりができたらいいね。